多種になりすぎて・・・

皆様、こんばんは。

日本酒の種類っていくつあるかわかりますか?



なんか似たり寄ったりな名前のものがありすぎて、結果どれがいいものなのかってわかりづらいですよね?

商品の価格だったり、メニューに書かれてる順番をみて、こっちの方がいいグレードのお酒なんだなぁくらいしか理解できておりませんでした。


実は、その昔のお酒の種類は、

昔は特級、1級、2級という級別の分類をしていました。

つまり3種という話。


そこから、多品種化したことにより、今様々な場所で見たり聞いたりするのが

・吟醸酒

・大吟醸酒

・純米酒

・純米吟醸酒

・純米大吟醸酒

・特別純米酒

・本醸造酒

・特別本醸造酒

以上8種類に分けられています。


と言っても、これだけあると何がどのような違いが・・・

実は分かれ方は、分類される要素のポイントです。

1. 精米歩合(お米の磨き具合)

2. 麹歩合(麹米の使用割合)

3. 醸造アルコールの添加量


それではまず、各種類の分類内容をみてみたいと思います。

◆「大吟醸酒」・・・精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、醸造アルコール添加(10%以下)

◆「純米大吟醸」・・・大吟醸酒のアルコール無添加にしたものです。

精米歩合が高いという事は、お米の粒の表面を削る量が多くなり、中心に近い部分だけを使うことになります。一般的に精米歩合が高いほど余分な雑味が少なくなり、香りが華やかになると言われています。大吟醸酒は、原料に対して出来るお酒の量が少なくなるので、価格が高くなりがちです。

◆「吟醸酒」・・・精米歩合60%以下の白米と米麹及び水、またはこれらと醸造アルコールを原料として吟味して造ったお酒で、固有の香味及び色沢が良好なものです。大吟醸酒との違いは、精米歩合が少し低くなった点です。

とはいえ吟醸酒よりも大吟醸酒の方がおいしいお酒かと言うと必ずしもそうではなく、個々の銘柄は原料の酒米の種類、麹の種類、お水の質、仕込み期間や温度・湿度など様々な要素があり、一概には言えない部分があります。さらには個人的な見解としての好みも付加されますので・・・

◆「純米酒」・・・アルコール無添加・精米歩合の規定なし。

◆「特別純米酒」・・・アルコール無添加・精米歩合60%以下または特別な醸造方法(要説明表示)となっています。特別な醸造方法とは、例えばこのような製造法が認められています。

・低温長期発酵

・木槽(きぶね)しぼり → 木製の旧式搾り機を使用

・無農薬の酒米を使用している

◆「純米吟醸酒」・・・アルコール無添加・精米歩合60%以下という規定は、「特別純米酒」と同じです。一般的に吟醸系のお酒は香りが華やかでスッキリとした飲み口が多く、一方の純米酒はアルコール無添加によるどっしりしたボディのお酒が多いイメージがあります。

※ちなみに8種類の特定名称酒の中で「純米」という文字が付く名称は、すべて醸造アルコール無添加です。原材料は、米・米麹・水のみ。純米酒とは、添加物を使わないお酒という意味です。


◆本醸造酒・・・純米酒に醸造アルコールを加えた日本酒。精米歩合は70%以下。

◆特別本醸造酒・・・精米歩合は60%以下となります。

どっしりとした骨太の純米酒に対して、純米酒よりもライトでまろやかなお酒が多いのが特徴です。後口も切れの良いタイプが多く、燗酒向きの銘柄が多いようです。

醸造アルコールとは、サトウキビ・トウモロコシ・米などを発酵させ、蒸留を繰り返して造られるエタノールで、目的は風味の調整です。原料がお米だけの純米酒に対して、複雑なうま味を加えると共にマイルド感を与えます。


いかがでしたでしょうか?

今夜からでも、お店でのお酒選びの「うんちく」の一つにご利用いただければと思います。


でも、月曜なので、週末まで待って楽しみましょう!

待てるのか!?







否!!




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