皆様、おはようございます。
2~3ヶ月ほど前から、話題にあがっている「スキレット」
ご存知でしょうか??
存在はしりつつも、実際の使い勝手は・・・?
などと思ってたりします。
今日は少しべつの角度から「スキレット」のお話させていただきたいと思います。
スキレット(鉄製のフライパン)や鉄鍋を使うだけで料理の鉄分量が変化するようです。
調理器具を鉄素材のものに変えるだけで実はカラダにうれしい効果をもたらしてくれる。
◆どのようなメリットがあるのか?
通常の食品に含まれる鉄は、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」というものに分けられます。
ヘム鉄は動物性の食品に、非ヘム鉄は植物性の食品に多く含まれていますが、吸収率はそれぞれ10~20%、2~5%と低いのです。鉄自体がカラダに吸収されにくい性質を持っているため、不足しやすい栄養素です。
また、ヘム鉄はそのまま体内に吸収できるのですが、非ヘム鉄はそのままでは吸収できずビタミンCや動物性タンパク質に含まれている消化酵素とともにとり入れることで、はじめてカラダに吸収されます。
鉄は比較的価格が安く、強い熱に耐えることができ、長い期間使用しても傷みにくいという特徴があります。
一番のメリットは、鉄鍋を使って料理をすると鍋から自然に鉄が溶け出し、栄養素となってカラダにとり込まれるという点です。
ひじき(100g)を鉄鍋とステンレス鍋で調理した場合、鉄鍋で調理した鉄分は2.9㎎、ステンレス鍋で調理した鉄分は0.3㎎。約2.5㎎も鉄分を増やすことができます。
◆さらにたくさんの鉄分をとるためには?
鉄鍋から溶出する鉄は、吸収されやすい性質を持っています。鉄鍋を使うだけでも鉄分の摂取量をあげることはできますが、さらにアップさせるための調理のポイントをご紹介します。
1. 煮込み料理に使う
加熱時間が長い料理に鉄鍋を使うと、その分鉄の溶出量は多くなります。
煮込み料理やシチューのように、煮汁ごと食べられる料理がおすすめです。
2. 酸性の調味料を使う
鉄鍋を使用するときは、酸味のある調味料を使うことで鉄はより多く溶け出します。
酢やケチャップなど!!
3. 揚げ物には鉄が溶け出しにくい
油を大量に使用した揚げ物には、鉄は溶出しません。
このほか、
・ビタミンCが豊富な食材を一緒に調理する
・胃酸の分泌を促すために、酸味のあるものを一緒に食べる
・よく噛んで食事をする
などでも鉄分の吸収率を上げることができます。
また、防サビ加工がしてある鉄鍋も、鉄は溶け出しませんので注意しましょう。
食材としても鉄分が多く含まれるものには、レバー・あさり・ひじき・豆乳などがあります。毎日の食事のなかで上手にとり入れて行きたいですね。
食材に付け加えて、道具からも栄養をと上手く付き合えるようにしてみてはいかがでしょうか??ちなみに、お値段はピンきりなようですので試しにというのにもお手軽にためせると思います!!
是非一度、お使いになってみてください。
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